みなさん、こんばんは!
トルコ・ボドルム在住のNaoです。
今回は、私の年上彼(トルコ人)に教えてもらった、
人生をより楽(ラク)に、そしてハッピーに生きるコツについて
書いていこうと思います。
というのも、私と彼は人生に対して熱く語るのが好きで、
スイッチが入れば2、3時間も夢中になって話すんです。
彼は私よりもかなり年が上で、人生の先輩でもあります。
そしてトルコで生まれ育ち、陽気で、優しくて、尊敬できるパートナー。
年は離れていても、
私は彼のことをたまにソウルメイトだなと感じることがあります。
それくらい、親友であり、パートナー(恋人)であり、
私の人生のメンターでもある彼が教えてくれた話を書いていきます。
もし今あなたが・・・
頑張っているのに、なかなか前に進めない。
頑張り続けることが疲れた。
なんで私の努力は報われないんだろう・・・。
などと、人生が思うように進んでいかないなあと感じている方に
彼の教えてくれた話が届きますように。
以前書いた記事も合わせて読んでいただけると嬉しいです :)
nomad-life-in-turkey.hateblo.jp
今回書くお話は、彼が小さい時にどこかのおじさんから聞いて、
その後の彼の人生における考え方に大きく影響を与えたそうです。
今回はそのお話を、私が勝手に物語風に書いていきます :)
(登場人物は、勝手にトルコの名前をつけております。笑)
冬の山奥で林業を営む二人の男性のお話。
ここは、冷たい風が通る、冬の深い深い山の中。
そこには何千本もの太くて背の高い樹々がずっしりと生えています。
雪は積もっていないものの、風は冷たく、
人里からも離れていて、そこにあるのは小さな山小屋が数軒。
そんな薄暗く深い大自然の中で、林業を営む二人の男性がいました。
二人の仕事は、伐採作業。
大きな樹々をひたすら切るのが仕事でした。
昔はチェーンソーもなく、
のこぎりを使って木を伐っていきます。
ある日、毎日同じ伐採作業に飽きたエムレさんは、
もう一人の作業員、ハッカンさんにある勝負を仕掛けます。
エムレ:
「なあ、ハッカン。今日は俺と何本の木を伐採できるか勝負してみないか?」
エムレさんは、筋肉質で大きな体が自慢の、パワフルな男性。
もう勝負に勝ったかのように、自信満々です。
なぜなら・・・
ハッカンさんは、見るからに虚弱で弱そうなのです。
でもハッカンさんは、
ハッカン:
「いいよ!受けて立とうじゃないか!!」
そんなわけで、翌日の日の出から、日没までの決戦とし、
勝負が始まりました。
翌日・・・
エムレさんは、朝からストレッチをし、準備万端!!
力にだけは自信があるようで、
日の出からかなりスピーディに木を伐っているようです。
一方ハッカンさんはというと・・・
まだまだ冷え込んだ朝方なので、ゆっくりとコーヒーを飲んでいる模様。
エムレさんは、
エムレ:
「あいつ、のんびりとコーヒーなんか飲んでやがるな。これは俺の勝ちだわ。」
エムレさんは手を止める度に、ハッカンさんの様子をチェックしては、
エムレ:
「ハッカンのやつ、また座ってドリンクを飲みながら休憩してるな。余裕ぶっこきすぎじゃないか?」
エムレさんはこの時点で、絶対にこれは勝ったなと確信を持っています。
でも朝からガムシャラに作業をしていたため、
だんだんと体力もなくなってきました。
それに休憩も取らず、お腹も空いている様子。
でも、もうすぐで日没を迎えるので、
最後の力を振り絞って作業を続けているようです。
・・・・
そして、あっという間に日没を迎えます。
エムレ:
「よっし!まあ俺の勝ちは確実だけど、数えるか!」
「・・・・俺は40本も伐ったぞ!!!」
ハッカン:
「僕は全部で48本かな! 僕の勝ちだね!」
エムレ:
「なんで?意味がわからん。お前はずっと座ってコーヒーばっか飲んでたやろ?」
なぜ、ゆっくりと休憩を挟みながら勝負に挑んだ
ハッカンさんが勝ったのでしょうか?
皆さんはなぜだと思いますか?
それではハッカンさんに答えを聞いてみましょう。
ハッカン:
「君からは、僕がコーヒーを飲んでサボっていたかのように見えたかもしれない。」
「でも僕はコーヒーで冷たくなった手を温めつつ、のこぎりを研いでいたんだよ。」
「僕はもともと君のように丈夫な体を持っているわけではないから、より少ない力で木を切られるように準備をしていたんだ。」
エムレさんの悔しそうな顔が目に浮かびます。
ガムシャラに木を伐り続けたエムレさんは、
体力にかなり自信があっただけに、とても残念そうです。
でもいくら筋肉質でパワフルなエムレさんだとしても、
やはり、1日中無理をして木を伐り続けていたので、とても疲れているように見えます。
今回の勝負は、ハッカンさんの知恵が勝ちましたね。
そしてハッカンさんは、彼自身の弱みを理解しているので、
その弱みをカバーするために、知恵を絞って、勝負に挑んだように思います。
ストーリーから学んだこと
今回の二人の伐採員のお話、いかがだったでしょうか?
このお話で一番ハッとしたのが、
持続可能なペースでコツコツと続けたハッカンさんの仕事の仕方。
エムレさんのように、無理なペースでガムシャラに頑張ると、
夕方以降、確実にオーバーヒートになり、
強い疲労感となって現れてしまいます。
その疲労感というのは、1日寝て起きたら回復できるものではなく、
完全に回復するための休養は数日間必要でしょう。
私が社会人になってからの仕事の仕方を振り返ると、
明らかに私は120%のエネルギーを使って目の前の仕事をこなしていました。
私は、この話を彼から聞いた時、
まさに筋肉質でパワフルなエムレさんは、私で、
虚弱でも知恵を使って勝負に挑んだハッカンさんが、私の彼だなと思いました。笑
彼はきっと、この話を幼少期に聞いて、
ずっと忘れず、彼の心の中で大切にしまって、大人になったんだと思います。
より少ない力で、最大限の結果を出すために必要なこと
そして次に学んだのが、
自分の弱みを知り、自分のスタイルで戦えるように知恵を出すこと。
みなさんは何か苦手なものってありますか?
私は、振り返ってみると、
競争社会、集団でのパーティ、大勢での女子会などが苦手です。
誰かと競ったり、比べられたりするのが苦手。
そういう意味で、集団でのパーティで初めましてが多いと緊張するし、
特に女子ばっかりで綺麗に着飾った人ばかりだとどっと疲れます。
多分、「評価される」と思うと、
もっと頑張らないと!と気が張るのかもしれません。
逆に好きな世界観は、
ラフな格好で、メイクもしないで、自然の中にいる自分。
大切な友人やパートナーとのんびり会話をする時。
一人で仕事や読書に没頭する時間など。
だからホテル勤務時代は、
沢山のスタッフさんと一緒に、スピーディな環境で働いていたので
とても疲れを感じやすかったのかなと思います。
反対に、今の仕事は、
自分の落ち着く家の中で、一人で仕事をしています。
自分のペースで仕事を処理できるし、
全てオンラインでゲストのサポートをするので、
現場でそのゲストの強いエネルギーを感じながら接客することもなく、
心身共に負担が減っていて、仕事も楽しいと感じています。
だから今回、ハッカンさんの話を聞いて、
苦手なことを無理して続ける必要はないけれど、
どうすれば自分の弱みをカバーして、自分の力が発揮できるのか考えることが
何よりも大切なんだと気づいたのです。
まとめ
私は日本で生まれ育ち、
誰かが決めた常識や、社会のルール、周りからの目を気にし、
その模範解答のような人生観が自分のどこかに染み付いていました。
だから、私のトルコ人彼のように自由に生きていて、
時間やルールに縛られず、自分の感覚を信じて選択する人に憧れていました。
そしていつか、そういう世界観の中で、
自分も自分に与えられたギフト(天職)と巡り会いたいと思っています。
今はまだまだ、失敗をしながら、沢山経験させてもらっている段階。
二度の転職や、全身麻痺、酒さを経験して、
体も心も疲れ果てた時期を乗り越えて、
何が私にとっての幸せ何だろう?
私にはどんなギフトがあり、世界にどういう形で貢献していけるんだろう?
そのような問いを心の中で巡らせながら、
毎日過ごしています。
みなさんは、日々どんなことに悩み、
どんな未来を想像して過ごされていますか?
今回のハッカンさんのように、
自分のことをよくわかっていて、人生での戦い方を身につけていれば、
もしかすると目の前の問題にも、悲観的にならず、
ポジティブに、ハッピーに過ごせるかもしれませんね!
私も自分に嘘をつかず、無理をせず、
持続可能なペースで、コツコツと目の前の仕事をこなし、
いつか私に与えられたギフトを理解し、社会貢献できるよう、
日々の気づきを忘れないようにしたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
それではまた(^^)/~~~
Nao
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