NOMAD LIFE IN TURKEY

【トルコ暮らしブログ】

トルコ暮らし|身近で起こった事件

 

みなさん、こんにちは!

トルコ・ボドルム在住のNaoです。

 

海外で生活していると、時たま日本って本当に平和だよなぁと思うことがあります。

 

日本では自然災害が多かったり、

ニュースでは交通事故や猟奇的殺人を見かけることもありますが、

 

日常的な平和さを比較すると、海外に出た方が

事件や救急に出くわすことが多い気がします。

 

今までトルコに住んで約2年半、

小さな詐欺事件から、恋愛がらみの大喧嘩を見たことがあるので、

 

普段はトルコの魅力的な部分を中心に書いていますが、

たまにはリアルな一面も書いていきたいと思います✏️

 

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トルコ暮らし|身近で起こった事件

イスタンブール旧空港(アタトゥルク空港)でSIMカードの高額請求!?

まずは自分自身の話から...。

 

それは、私が初めてトルコにやってきた2019年2月末のこと。

この頃の私はというと、フィリピンで勤めていた会社を退職後日本に本帰国。

 

フィリピンで働いていた頃に再会したトルコ人の彼と付き合い始め、

日本ートルコで遠距離恋愛をしていました。

 

仕事も辞めて、まだ次の就職先やゴールが定まっておらず、

精神的にも不安定な時期。

 

フィリピンでは感染症や食中毒にかかりまくり、

体も元気とは程遠い重だるい状態でした😓

 

実家でゆっくり過ごさせてもらっていましたが、

私の悪い癖で、周りの目を気にしすぎてしまい、

正直地元の人や友達に会いたくない時だったのです。

 

そんな中トルコ人の彼が、

時間があるならトルコに遊びにおいでよ!と誘ってくれ、

すぐに航空券をとった私。笑

 

両親にも友達にもトルコ人の22歳も年上の彼がいることは

流石に話す勇気がなく...

トルコ人の友達に会いにくと伝え日本を離れたのでした😅

 

片道航空券だけを持って、

帰りはトルコ入国から3ヶ月以内に出国する予定で、

東京発ーモスクワ経由でイスタンブールのアタトゥルク空港に到着!

 

周りで飛び交う言語がトルコ語なのかも分からないくらい、

トルコに関する知識が全くありませんでした。

 

彼とは、今一緒に住んでいるボドルム集合ではなく、

ちょうど彼の出張先だったアンタルヤ空港で合流する予定だったので、

 

アタトゥルク空港で、国際線→国内線へ移動し、

アンタルヤまでの飛行機に乗る!という最大ミッションがありました。

 

でも、私は久々の長期フライト、モスクワでの大雪による大幅な遅延で、

ほぼ寝れないまま時差ぼけ状態。

 

次のフライトまでは4時間ほどあったので、

のんびり休憩しながら、準備を進めていました。

 

でも、モスクワで5時間ほど遅延してしまって、

それ以降彼とは連絡を取れていなかったので、

空港内でSIMカードを購入して連絡を取ろうと考えました。

 

当時、国際線到着口の空港内には、たくさんのSIMカードのお店があったので、

適当に愛想の良さそうなトルコ人男性に引き寄せられ、値段を見ることに。

 

今だったらなんで?と思いますが、

SIMカードの値段などのメニュー表がなく、

すべて手書きでGBや料金を説明されました。

 

かなり前の記憶でちょっと曖昧なのですが、

プリペイド式の3ヶ月間利用可能のSIMカードで、

200リラくらい払って購入してしまったのです(確か10GBはあったはず)😅

 

トルコの現地の物価事情を把握していればよかったのですが、

 

その時は、とにかくSIMカードを購入して

彼にトルコに着いたことを報告しようとする気持ちが強すぎて

日本円に換算したらそんなもんかぁ〜と思いながら軽い気持ちで買ってしまいました。

 

あとでアンタルヤに着いて、たまたまSIMカードの話になったので、

彼に値段のことを説明すると...

 

そんな高いわけがない!TURKCELL(携帯会社)に電話するからと

言われてしまいました💦

 

結局、TURKCELLに電話してもらって分かったのは、

 

空港に居たその人は、

プロモーションのTURKCELLのSIMカードを安くまとめて買って、

旅行客に嘘をついて転売し、高額請求しているということでした。

 

しかもSIMカードの番号が、

全く知らない人の名前で登録されていたみたいで、流石に怖くなったので、

3ヶ月以内にトルコを去る時にそのSIMカードは捨てました。

 

今はポストペイドのTURKCELLのSIMカードを利用していて、

1ヶ月8GBで約65リラを支払っています。

 

今はインフレで値段がどんどん上がっていますが、

約3年前の200リラと考えたら、あぁぼったくられたな...と思える事件でした。

 

というより、ぼったくられるほど隙がありありの私だったので、

反省しないといけない自分自身の失敗談でありました😅

 

いくら空港内とはいえ、公式のお店で買ったほうが安心ですね。

 

あとは、呼び込んでくるような優しそうな人には裏の顔があると思って

気をつけようと思います。

 

特に長期フライト×乗り継ぎの後は判断力が鈍っているので、

より一層気を引き締めないとです💦

 

トルコ人男女の激しい喧嘩

次に体験したのは、トルコ人男女間の激しい喧嘩を目にしたことです...!

 

トルコでは、よくニュースにもなりますが、

カップル、夫婦もしくは婚約者の間で大きな喧嘩が起こり、

最悪の場合は男性が女性を殺害してしまう...という事件を目にします。

 

これはトルコに限らず、他の国でも起こってしまう事件かと思いますが、

まさか自分自身でそんな光景を目にするとは思ってもいませんでした。

 

(殺害など最悪のケースに至る場面は目撃していません。)

 

約2年半住んだ中で、目にしたのは2件。

 

フェティエで見た大げんか

1件目は、フェティエに住むお兄さん家族のお家で

ディナーの後みんなでチャイを飲んでいた時のこと。

 

すると、やたら大きな声で揉めているような話し声が聞こえて、

時よりヒステリックになった女性の叫び声が聞こえてきました。

 

義姉さん、そのお母さん、息子、私、彼は急いでバルコニーに!

 

なんと、道路を挟んだ向かいの家に人だかりができていて、

男女間で暴力沙汰の大げんかが始まっていました💦

 

周りには近所の人がたくさん集まって、喧嘩を止めようとしているのですが、

みんながみんな大きな声でパニックになっているので、なかなか収束せず。

 

結局、かなりヒステリックになっていた女性(喧嘩していた男性の奥さん?)を

なんとか車に乗せ、物理的な距離をとり一旦状況は落ち着いたのでありました。

 

詳しい喧嘩の要因はわかりませんが、

この時は明らかに男性よりも女性が取り乱していて、

相手に危害を加えそうな勢いでした。

 

ボドルムで見た大げんか

2件目は、今から1ヶ月ほど前ボドルムセンターにいた時のこと。

 

彼と一緒にボドルムセンターをお散歩し、

さぁ帰ろうかとバイクに乗って走り出すと、

 

私たちの横を全力疾走で駆け抜ける女性がいました。

 

そもそもボドルムで全力疾走をする人を今まで見たことがないし、

かなり必死に逃げるように走っていたので、何かがおかしいと気付きました。

 

彼は気づいていなかったので、そのことを話していると、

数十秒後には、今度は男性が全力疾走で走ってきて、先を走る女性の元へ。

 

嫌な予感が的中...。

 

ボドルムセンターの、とあるロカンタの前で、

追いかけてきた男性が女性の腕を掴み、地面に叩きつけるように抑えました。

 

周りはすぐにその状況に気づき、

特にショップの前にいた男性や私の隣にいたはずの彼も、

男性の暴力的な行為を見てすぐさま女性を助けに行きました。

 

私はそんなトルコ人の集団に入っていけるわけもなく、

距離を置いて彼を待ちました。

 

結局、助けに行った男性の1人が、暴力的な加害者の男性の顔面を殴り、

その人は鼻から血だらけ💦

 

女性は怪我をしてしまったようで、その場から動けなかったのですが、

今度は仲介に入った男性とまた別の女性同士で口論に...

 

彼はその仲介の様子を近くで見ていて助けようとしていたのですが、

私が戻ってきてとジェスチャーをしていたのに気づいて、

すぐにその場を離れてくれました。

 

コロナ禍だし、彼も危害を加えられる危険性もあったので、

私は本当に心配でした💦

 

結局、その男女は夫婦という関係性でしたが、

女性側が男性との結婚生活から逃げようとしていたらしいです。

 

ボドルムセンターは小さなエリアなので、

こういう事件はすぐに噂になります。

 

夫婦間で話し合いができず、このような終わり方になってしまったのは悲しいですが、

側から見ていた私は、やっぱり暴力を振るってしまった方が負けだなと思いました。

 

女性側にいくら問題があったとしても、

大衆の前で暴力を振るった夫は、その時点でアウトだと思います。

 

また、トルコの人たちはこのような個人の大げんかが始まった時、

すぐさま助けに入ります。

 

そして今回のように女性が被害者になっている場合は、

助けに入っていた男性間で暴力沙汰になるという場面を目撃しました。

 

だから、私のような外国人は近づかないのが一番だと思いました。

 

近づいたところで、自分の身にも危険が起こる可能性があるし、

警察が近くにいるので、プロに任せるのが安心安全な方法だと思います。

 

結局、私と彼は数十分後には現場を離れ帰宅しました。

 

ハーブティーを飲んで全身麻痺!?

最後にお話しする事件は、救急の事件で昨日起こったことです。

 

昨晩、彼と私は夕食を終えて、

のんびりポップコーンを食べながらNetflixを一緒に見ていました。

 

すると、近くでサイレンの音が聞こえ、

自宅の窓からサイレンの光が入ってきたのです。

 

最初はコロナか何かでご近所さんが重症になったのかな?と思っていましたが、

今度は窓ガラスを割る音が聞こえてきたので、

只事じゃないなと思い、2人で一緒に現場まで向かいました。

 

コンドミニアムの外の道路には、

消防車・救急車・パトカーが3台一緒に駆けつけています。

 

もしかして火事?と思っていましたが、煙の匂いはありません。

 

状況を近所の人から聞くと...

 

2人暮らしをしている60代のご夫婦のお家で、

奥さんが1人でハーブティーを飲んで過ごしていたようなんです。

 

(たまたま旦那さんはイスタンブールへ出かけていたそう。)

 

ただ、その奥さんが飲んでいたハーブティーというのは、

彼女自身が山から摘んできたものでした。

 

おそらく、ハーブではなく毒性のある草を間違って入れたのではと話していました。

 

結果、奥さんは自宅の中で1人で倒れていたところ、

イスタンブールにいた旦那さんが奥さんへ電話。

 

でも奥さんは麻痺していて電話が取れず...。

 

何かおかしいと異変を感じた旦那さんが、

仲良しのご近所さんに電話して様子を見てもらったところ、

お家の中で倒れているのを発見し、救急に電話したという経緯だそうです。

 

トルコのお家は、基本的に外から鍵がないと開かない仕組みで、

鍵を持っている人or中から開けてもらうかしないと、家には入れません。

 

だから、家の鍵を中に忘れて扉を閉めてしまうと、大変なことになります💦

 

結局、家の中で倒れている奥さんを救い出すには、

消防の人がハンマーを使って、庭の窓を割って入るしかなかったようです。

 

まずは消防の人が窓を割り、室内の状況確認。

その後救急の人が奥さんの身体状況を確認し、タンカーに乗せて移動。

 

最後に警察が入ってきて、ご近所さんにも事情聴取をしながら、

何が起こったのかを記録していました。

 

私も彼も顔見知りのご近所さんだったので、

彼女の容態が早く良くなることを祈りながら、

邪魔にならないように現場からはすぐ離れました。

 

結局、コンドミニアムの代表者と仲の良いご近所さん数名が

警察と残って家の後片付けをしたようです。

 

まとめ

世界中どこに住んでいていても、いつ何が起るかはわかりません。

 

たとえ自分は原因となることをしていなくても、

自分が移動している最中や、身の回りで事件が起こることだってありますよね。

 

事故や自然災害、人間関係の破綻による暴力事件、健康を脅かすような救急事態。

 

トルコに来て、数回このような状況を目撃してきました。

 

フィリピンに住んでいた時も、日本にいた時も、

事件に巻き込まれたことはありませんが、目撃したことは何度かあります。

 

今回書いたことは、トルコだから起こったこともあるかもしれませんが、

日常に潜んでいる危険を思い返す、いい機会となったのでブログにまとめてみました。

 

特に、私はトルコの良い部分を発信することが多いのですが、

時にはトルコに住んで経験したリアルな部分もお伝えして、

 

将来トルコへの渡航計画がある方や、トルコに住んでいる方にとって、

危険なことから身を守るきっかけになればと願っています。

 

私はトルコ人の彼とのお付き合いをきっかけに、

トルコという国の知識も下調べもない状態で飛び込んでやってきましたが、

 

暮らしていく中で様々な魅力を発見し、

今ではトルコに住んで感じる多くの幸せがあります。

 

けれど、信頼できる人・そうでない人、

という境界線はきっちり引くようにしていて、

 

1人で過ごす時に知らない人がインターホンを鳴らしてきたらまず出ないし、

何かあったときに頼れる近所の人の存在や、

救急の番号などは把握するようにしています。

 

ーメモー

*「112」救急

*「155」警察

*「110」消防

*「154」交通警察→交通事故の際などに利用。

 

「112」をかければ、昨日見たご近所さんの救急のように、

警察・消防もおそらく一緒に来るとは思いますが、

 

ダイレクトに担当部署につながると思うので、

私もこの際に頭に入れておこうと思います。

 

事件に巻き込まれないこと、事件の当事者にならないことが一番ですが、

皆さんもぜひ頭の片隅に入れておいて頂ければ嬉しいです。

 

私の彼は、よくトルコで起こる犯罪事件を見る度に、

同じトルコ人として情けない、申し訳ない気持ちでいっぱいになると言っています。

 

トルコに関するメディアでは、沢山のネガティブなことも発信されていますが、

トルコには美しい自然環境や、人々の優しさ・楽天さ、美味しい食事、

暮らしてみて感じる良い部分が数え切れないほどあるのも事実です。

 

どの国にも良い部分・悪い部分があると思うので、

 

自分の中でバランスを取りながら、

ポジティブに平和に過ごしていけたらと思っています。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

それでは、また〜(^^)/~~~

 

Nao

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