みなさん、こんばんは!
トルコ・ボドルム在住のNaoです。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
トルコは、先月末から始まった完全ロックダウンの効果が出始め、
1日の感染者数が今は2万人ほどに減ってきました。
それでも多いですが、
1日約6万人もの感染者が出ていた頃と比べると、
かなり減少傾向にあると思います。
政府は、今回のロックダウンを通して、
1日の感染者数を5000人以下に抑えたいと言っていました。
あと1週間ちょっと残っていますから、状況は良くなりそうです。
それまでは、ステイホームでできることを探しながら、
お家時間を楽しむしかありません💪
私は、去年から約1年間、必然的に家で過ごす時間が増えていて、
自分と向き合う時間が多くなりました。
なので、今日のブログでは、
私がここ数年向き合い続けている、皮膚疾患の「酒さ」を通して感じた
理想を追い求めながらも、
今の自分を受け入れることの大切さについて考えていこうと思います。
変わりたいと願う自分、でも見える変化は少しずつ
皮膚疾患の酒さに悩まされる日々
私は、2019年の10月に初めて皮膚科の先生に「酒さ」と診断されました。
それまでは、2018年9月ごろから、
慢性的な赤ニキビ・白ニキビ、そして顔全体の赤みに悩まされ、
スキンケアではどうにもならない状況、
初めての皮膚からくる不調に不安を抱いていました。
社会人になってから、ストレスや不規則な労働環境から不眠になったり、
寝ていると、急に頭や体が痒くなる感じはありましたが、
どれも一時的なもので、顔の皮膚が荒れることはほとんどありませんでした。
でも、社会人3年目、フィリピン・マニラへ転職してから約半年後、
ものすごいスピードで顔全体が荒れてしまったのです。
初めてのことで完全に動揺してしまい、過剰なスキンケアをしたり、
食事や運動に気を遣わなかったりしたことが原因で、
いつの間にか慢性的な皮膚疾患へと変わり、
酒さと診断されるまでに悪化したと思っています。
酒さを通して初めて自分の心&体と向き合う
皮膚に不調が現れてからは、
最初は、自分の肌を見ては、「汚い肌だな〜、なんで治らないんだろう?」
とか、
スキンケアをする度、皮膚科で処方された薬を塗るたびに、
ヒリヒリする痛み、そして強い痒みに襲われ、
治そうとしているのに、強い薬で自分の肌を溶かしているような感覚がありました。
また、毎日朝晩に飲む抗生剤と漢方も、すぐに効き目は現れないし、
終わりが見えない、薬を飲み続ける生活にも嫌気が差してきたのです。
肌以外、特に不調はないのに、なんで肌に出るんだろう?
と自分の顔を見る度に、そう思っていたのですが、
この酒さという皮膚疾患を通して、
肌からの不調は、実は体の中からくるSOSなんだということに気づき始めました。
社会人3年目までは、肌に大きな不調は現れていませんでしたが、
「不眠症、肩こり、頭痛、生理痛、首のリンパが腫れる、むくみ、落ち込みやすい」
など・・・
思い返してみれば、すでにたくさんの不調とともに生活していたと思います。
今振り返ると、客観的に自分の不調を発見することができますが、
それらの不調が当たり前に存在していた生活環境の中では、
慢性的な不調があることが当たり前すぎるからこそ、
その不調のケアすら忘れてしまうほど無茶な生活をしていました。
そもそも、不調は体の中からくるSOSだという感覚すらありませんでした。
でも、見た目に大きく現れる皮膚疾患になってしまってからは、
目に見えてわかる不調だからこそ、常に気を取られます。
もちろん、とても自分に対して否定的な感情を持っていたので、
薬を塗っても飲んでも、食生活を変えても、ヨガをしても、
すぐにいい変化が現れないからといって、
簡単に投げやりな気持ちになってしまうことが多々ありました。
その度に、トルコ人の彼に、全然良くならない!と泣き言を言っては、
「一度でた不調を治すには、不調になるまでの期間の倍くらいかかるんだから、
辛抱強く待つしかないよ」と励ましてもらっていたのです。
また、彼は薬を日常的に飲んだり、塗ったりすることに反対していて、
自分の自然治癒力を信じた方がいい!といつもアドバイスをくれました。
白か黒か、0か100か決めたい自分に気づく
私は彼と付き合う前から、すでに肌の不調があったので、
彼は、酒さと向き合っている私の全ての期間を知っています。
私が投げやりになって、
お金のかかる日本での通院、薬、高額なスキンケアに頼ろうとしているのをみて、
他の道があることを伝えたかったのかもしれません。
もちろん、皮膚科の先生の言うことは医学的に正しいと思うし、
薬を通して治った方もいらっしゃると思います。
でも薬が強すぎて、痛いし痒すぎて、眠れなくなるほどだったので、
もう薬を塗りたくないし、飲みたくない!という思いが出始めた頃でした。
なので、彼の言うことの方が自分にしっくりくるなあと思って、
そう思った時から、薬を飲むこと、塗ることをやめました。
でも、私はいつも、白か黒かハッキリさせようとしてしまう性格で、
薬をやめて、スキンケアもやめて、肌断食をしよう!と決意し、
今度は色々やめてしまうんです💦
一気に色々手放したせいで、肌はインナードライ肌になってしまい、
極度に乾燥しているのに、オイリーな肌へと変わってしまいました。
ネットでいろんな方法が発信されているからこそ、
自分のやり方が合っているのか確かめようとしては、不安な毎日を過ごす日々。
人に会うのも億劫になり、出来るだけ彼や家族以外の人には会いたくなかったです。
理想を追い求めるだけでなく、実際に行動に移すことの大切さ
その頃の私は、
「今までのような健康な肌に戻りたい!多少のシミやそばかすなんて気にしないから、ニキビがない、赤みがない、触っても痛くない、普通の肌になりたい!」
と理想を追い求めるばかりで、
その時の私の状況を受け止めてあげられませんでした。
理想を追い求めるのはいいけれど、
何事も、急激で大きな、いい変化は現れないことを理解していなかったのです。
でも、酒さになって、薬をやめてから数ヶ月後、
ネガティブで、投げやりで、内気になってしまった自分を変えたくて、
毎日1回、10分だけでいいから、ヨガをやってみよう!と決めました。
Youtubeで、いろんな無料ヨガ動画を見つけては、
自分が好きなスピードや声のインストラクターさんのヨガを試しました。
初めの頃は、自分のお腹周りの脂肪や、
ヨガのポーズが取れないほどの筋力不足に驚きましたが、
それでも、何かいい変化が起こると信じて、とにかく毎日続けました。
すると、半年ほどで4〜6キロ減。
前よりも身軽な体に変わっていきました。
精神的にも、いい変化が!
今までは、過去や未来にとらわれ過ぎていた私でしたが、
その時の自分の気持ちや体調に意識を向けられるように。
そして、どうしてネガティブになってしまうのか、
何がきっかけで怒りや悲しみの感情が生まれたのか?
そんな自分の変化を観察するようになりました。
今までは、ただ湧き上がる感情に揺さぶられ、
その都度大きな波にのまれて苦しい感覚があったのですが、
ヨガを通して自分の体・心・呼吸に意識を向ける練習を続けることで、
大きな波がやってきたとしても、抗うのではなく、
その波にのるサーファーのような気持ちで、
うまく波の大きさや変化に対応しようと思えるように。
もちろん、うまく対処できない時だってあります。
でも、そのうまく対処できなかったなあ〜っていう事実を受け止めて、
次は、そうならないように、〇〇していこう!
という具体的な改善策を見つけるようにしています。
大体うまく対処できない時というのは、
自分の日常生活が規則正しくない時、
しっかりとした睡眠・休息が取れていない時、
SNSのチェックなど、ネットの世界に気を取られ過ぎている時だと気付きます。
だから、そんな時は、窓を開けて外の新鮮な空気で深呼吸、
家の周りを歩く、野良猫ちゃんと遊ぶ、部屋の掃除をする
など・・・シンプルなことをしています。
目の前にある、自然や動物たちに触れる、
もしくは身近な場所の整理整頓をすることで、
一気にモヤモヤした感情が消え、自分の心が落ち着き、整う感覚になれます。
まとめ
私は現在も、酒さの症状が悪化したり、良くなったり、
まだ完治はしていない状況です。
ですが、薬は使用しておらず、肌断食もやめました。
今は、自分がその時に心地いいなあと感じる方法でケアしてこうと思っています。
なので、外からのケアは、1日1回の泡洗顔、化粧水だけです。
それよりも内側からのケアに重点を置こうと思っているので、
食べるものに厳格になるよりも、
どう食べるか(量やバランス、食事の環境)に意識を向けるようにしています。
また、私はヨガを通して自分の心や体と向き合う時間を増やすことで、
精神的にかなり楽になれました。本当にオススメです!
これからは、
何が良くて、何が悪い!の線引きを明確にしないで、
何事にもメリット・デメリットがあるのだから、
どう取り入れるのかは自分と相談してから心地よい方法で!
という風にニュートラルな物の捉え方を意識していこうと思います。
酒さと向き合うことで、私はこうなりたい!と思える、
健康的でポジティブな自分像を再認識することができましたが、
そういった理想を掲げて生活をしながらも、
うまくいかない時や、落ち込んでしまう時に、
自分に寄り添ってあげることを忘れないようにしたいです。
酒さやアトピーなどの皮膚疾患と闘っている方、
慢性的な疲労やストレスを抱えている方、
職場などの人間関係で悩んでいる方、
いろんな状況下で、もがきながら、それでも変わりたい!
と願う方は沢山いらっしゃると思います。
「急激ないい変化」というのはなかなかやってこないと思いますが、
それでも少しずつ前進している状態に目を向けて、
ゆっくり、自分のペースで、歩んでいきましょう。
自分のことを観察し、ネガティブなことがあっても、
よく頑張ってるね、これからもっとよくなるね、と声かけをして、
それでも投げやりになってしまう時は、
身近な家族、友人、パートナーに弱音を吐いたっていいと思います。
でも、投げやりになってしまった自分を責めるのではなくて、
また頑張りたい道に戻ってきて、一歩ずつ、進めてる自分を褒める・認める。
その繰り返しで、自分を信じる力が強くなるのでは?と最近は考えています。
私のトルコ暮らしblogでは、
みなさんが、しんどいなあ〜と思った時に、
少しでも寄り添えるようなブログにしたいと思っています。
トルコのことはもちろん、
こういった日々向き合っている事柄を深掘りし、文章にしていきますので、
たまに覗いてみてください♪
最後まで読んでくださりありがとうございました。
それではまた〜(^^)/~~~
Nao
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