みなさん、こんにちは!
今回のブログでは、
一通りトルコでの婚姻手続きを終えたばかりの私が
これまでの手続きで学んだプロセスをまとめていきたいと思います。
ネットには色んな情報があるのですが
その情報を見てもあれ?ここはどうすればいいの?と疑問に思うことが多かったので
私の疑問点も含めてまとめていきたいと思います。
将来トルコで国際結婚の手続きをされる方の参考になればとても嬉しいです♪
- お住まいの地域の婚姻執行機関へ行き必要な書類をチェック!
- 日本から戸籍謄本を取り寄せる
- 在トルコ大使館で【婚姻具備証明書、出生証明書】の取得
- Kaymakamlıkへ行き、アポスティーユをもらう
- 写真撮影へ
- トルコの公的保健機関へ行き健康診断書を取得する
- パスポートの写真があるページの翻訳
- イカメットもしくはパスポートの最終入国日のスタンプが押されたページのコピーを取る
- 全ての提出物を揃えて婚姻執行機関へ(結婚式の日付を予約)
お住まいの地域の婚姻執行機関へ行き必要な書類をチェック!
もしトルコ人のパートナーとトルコで婚姻手続きをする場合、
まずはお住まいの地域にある婚姻執行機関へ行き
必要な書類リストを確かめましょう!
婚姻手続きの際に必要な書類リスト
各自治体によってこの必要なリストは多少違うのかもしれませんが
ボドルム婚姻執行機関で必要だった書類は下記の通りです。
- 婚姻具備証明書
- 出生証明書
- 写真4枚
- 健康診断書+写真1枚
- パスポートの写真があるページのコピーと、トルコ語への翻訳
- 滞在許可証のコピーもしくはパスポートの最終入国日スタンプがあるページのコピー
日本から戸籍謄本を取り寄せる
次に行うのが、日本から戸籍謄本を取り寄せる作業です!
なぜ戸籍謄本が必要かというと、
在トルコ大使館にて【婚姻具備証明書】【出生証明書】を取得する際と
日本側の婚姻届を出す際に2回提出が求められるからなんです。
少なくとも婚姻手続きの際に、2回別々に戸籍謄本の原本を提出する機会があるので
最低でも2通は必ず取得しておきましょう!!!
もし、結婚の予定が先に決まっていて時間に余裕があり
かつ日本に一時帰国される予定がある方は、
ご自身で本籍地の市役所へ行き、戸籍謄本を取得することも可能です。
(本籍地が遠い方は郵送手配も可能だと思います。)
私の場合、日本へ直近で帰る予定もなかったため、
母にお願いをして本籍地の市役所に行って戸籍謄本を取ってもらいました。
戸籍謄本に記載がある直系親族の場合、委任状なしで取得が可能です。
市役所の市民課で発行することができ、手数料は1通450円でした。
郵送方法は、EMSかDHLだと早く安全にトルコまで送ることが可能です。
最も早いのはDHLで、最短で3日ほどでトルコへ送れるそうです💡
私は愛媛から送ってもらったので、あいにくDHLの営業支店がなく💦
郵便局からEMSを通して送ってもらいました。
国際郵便マイページを利用すれば
インターネット上で海外発送に必要なラベルを事前作成し、印刷することが可能です。
www.int-mypage.post.japanpost.jp
特に母に海外の住所など記入してもらうのは難しいかなと思ったので
私は送付専用のラベルをインターネットで作ってPDFにしたものを
母にLINEで送りました。
その後、母がPDFをダウンロードして、カラーコピーした後に
郵便局にて発送手続きしてもらいました👌
送料は、愛媛からトルコのボドルムまで3,150円。
発送〜受取にかかった期間は1週間でした!
※トルコ自宅で受け取る際、書類のみのため関税は一切かかりませんでした。
在トルコ大使館で【婚姻具備証明書、出生証明書】の取得
戸籍謄本が手元に届いたら、次に向かうのは在トルコ大使館!
アンカラもしくはイスタンブールへ行くことになるかと思います。
私はボドルムに住んでいるため、イスタンブール総領事館へ行ってきました。
イスタンブール空港の地下2階部分にあるバス乗り場で
15番線から空港バス「Havaist」のBeşiktaş(ベシクタシュ)行きに乗り
1番最初の停車地であるLevent(レヴェント)で下車します。
空港から約1時間ほどの距離でしたが、渋滞によって時間は左右しそうです💦
年に2回ほどイズミルでの出張領事サービスもあるそうなので
遠方に住む方は、そういった機会に手配するチャンスもあります。
大使館で取得する書類は、【婚姻具備証明書】【出生証明書】の2種類です。
これらの書類を取得するために必要なのが、戸籍謄本の原本!
(同時に上記の書類を取得する際は、戸籍謄本1通で大丈夫でした。)
窓口で戸籍謄本を提出することで、
上記の書類をトルコ語で発行してくださいます。
こういった領事手続きは、窓口予約を事前にしておく方が安心です。
メール、もしくは電話で予約が可能ですよ。
書類取得の際に必要な持ち物は、
・証明書発給申請書(窓口でもらえるので、現地で記入)
・戸籍謄本(原本):申請日より3ヶ月以内に発行されたもの
・身分証明書(イカメットまたはパスポート原本)
また、各証明書発行の際に、もちろん手数料もかかります。
私は婚姻具備証明書と出生証明書の計2通の取得だったため
各155リラ、計310リラ(約1,700円)お支払いをしました。
現金のみでの支払いなので、事前に手数料を確認して用意しておくと安心です👌
下記のページに証明手数料の詳細が書いてあるので、ぜひ確認しみてください。
www.istanbul.tr.emb-japan.go.jp
これらの書類発行にかかった時間はわずか20分ほどだったかと思います。
窓口の方の対応は本当に素晴らしく、質問がないかも親切に聞いてくださいました。
トルコにはなかなかない、日本ならではのホスピタリティを感じて
心がホッとする貴重な経験でもありました☺️
大使館での体験談
大使館はTEKFEN TOWERの10階にあるのですが、1階ロビーに受付があります。
大使館へ行くには、まず1階の受付で身分証明書を提示し
何時に予約を取っているか伝えます。
予約時間前には通してもらえないため
早めについてしまった場合は、ロビーで長時間待つことに。
TEKFEN TOWERの近くには徒歩で移動可能な
NERO CAFEやKANYONショッピングモール(10am〜営業開始)があるので
早く着きすぎた場合は暇つぶしもできます👌
KANYONショッピングモールはかなり大きくてたくさんのお店が入っているので、買い物や食事を楽しめます🎵
予約時間になると、受付の人からビジターカードをもらい、荷物検査をします。
その後、ビジターカードをピッとタッチして
電車の改札のような感じで内部に入っていきます。
すぐ先にエレベーターがあるので、10階まで上がると
今度は大使館オフィスに入る前に、2名のセキュリティの人が待っています。
「お疲れ様です」とトルコ人のセキュリティさんに日本語で言われた時は
びっくりしてしまいました。笑
英語もしくはトルコ語で大使館に来た目的と電話番号を聞かれ
入り口で記録されます。
その後、もう一度荷物検査+身体検査があります。
セキュリティはかなり厳しいです!!
もしトルコ人のパートナーさんも一緒に来ていた場合は
大使館の10階まで一緒に上がってくることはできないので
ロビーで待ってもらいましょう。
携帯などの電子機器は大使館窓口には持ち込めないため
セキュリティチェックが終わった後、そこにある鍵付きロッカーに入れます。
領事窓口に持っていけるのは
筆記道具や印鑑、書類、現金など手続きに必要なもののみとなります。
私は初めて大使館へ行った時、久しぶりのフォーマルな感じにびっくりしたので
体験談を紹介させていただきました🙇
Kaymakamlıkへ行き、アポスティーユをもらう
大使館で【婚姻具備証明書、出生証明書】の書類をゲットしたら
今度はkaymakamlıkへ行き、その書類が公文書であることを証明するための
アポスティーユをもらう必要があります。
これはボドルム婚姻機関にも指示されていたことなのですが
アポスティーユがない場合は、
いくらトルコ語で【婚姻具備証明書、出生証明書】があっても認めてもらえません。
大使館の方から
近くにあるシシリかベシクタシュのkaymakamlıkを教えてもらえますので
都合の良い方のkaymakamlıkへ行きましょう!
私はベシクタシュ方面の方がバスがたくさん出ている気がしたので
ベシクタシュのkaymakamlıkへ行きました。
入り口を入って目の前にある階段を登り、2階へ行くと...
すぐ目の前にアポスティーユをもらえるお部屋があります。
混んでいると列ができているので、並んで順番を待ちます。
自分の番になると、お部屋に入室し
担当の人にアポスティーユをもらいたい書類を見せるだけです。
ここで料金は一切かかりません。
係の人がシステム上に情報を登録をしてハンコを押すと
別の部屋に行くように指示されます。
次の部屋に行くと、ダブルチェックのような感じで書類を確認してもらってから
その方にサインをしてもらいました。
これで、アポスティーユの手続きは終わり!
案外あっさり終わったことにびっくりしました。笑
大使館での手続きを始めたのが午前9時でしたが
移動も含めて午前10時過ぎにはアポスティーユまでもらえてしまいました👌
イスタンブールですることは一旦以上となります。
この後はボドルムへ帰り、別の書類集めに続きます!
写真撮影へ
次に証明写真を撮りに行きます。
写真は、提出用に4枚、健康診断書に貼り付ける用で1枚の合計5枚必要でした。
トルコでは4枚売 or 8枚売で販売されることが多いかと思います。
でも5枚という微妙な数なので8枚売を買うしかないので必然的に余ります。笑
ちなみにボドルムの場合、
4枚だと200リラ(約1,100円)という値段でした。
写真一つとってもインフレを感じる今日この頃です😭
イカメット用の写真は、耳や眉毛がしっかり見える髪型にする、背景は白など
いくつか指定がありますが...
結婚用の写真は髪型もゆるいし、笑顔でもいいよと言われました😆
トルコの公的保健機関へ行き健康診断書を取得する
お住まいの地域の公立病院もしくは地域のかかりつけ医の元へ行き
結婚のために健康診断書が必要なことを伝えます。
この書類は、日本人だけでなくトルコ人のパートナーもそれぞれ必要となるので
一緒に病院へ行くといいと思います。
私たちは家の近くのかかりつけ医の先生にお願いしました。
この健康診断書を発行するには、まず血液検査が必要です。
血液検査は、平日の火・水・木の午前9〜10時までに間という指定があったので
なかなか仕事の休みと被らず、ここでだいぶ時間をロスしてしまいました💦
やっと血液検査に行けたのですが、
私は試験管4本分、彼は5本分もの採血をされました。
この血液検査は結構詳しく調べるもので
HIVや梅毒、A型・B型肝炎にかかっていないかという検査も含まれていました。
血液検査は半日〜1日ほどで結果が出るので
医師の指示に従い、診断書を受け取りに行きます。
医師のサインの他に、
書類にはそれぞれの顔写真1枚も必要なのでお忘れなく。
パスポートの写真があるページの翻訳
次に、日本人のパスポートの写真があるページの翻訳をする必要があります。
パスポートの記載事項は自分でも翻訳できそうな気がしますが、
自分や知人による翻訳はNGと言われました🙅
婚姻執行機関に登録されている通訳の方を案内してもらえるので
その方にお願いすることに!
日本人のパスポートは日本語/英語表記なので
通訳の方が日本語を知らなくても翻訳可能です💡
翻訳してもらった後は、その翻訳が公的なものであることを示すため
NOTERへいき、証明をしてもらった後に手数料を払います。
翻訳料+NOTERでの支払い合計は、
2023年8月の価格で、約905リラ(約5,000円)でした!
イカメットもしくはパスポートの最終入国日のスタンプが押されたページのコピーを取る
お手持ちのイカメットのコピー、
もしくはツーリストで入国された方はパスポートの最終入国日の
スタンプが押されたページのコピーを用意します。
これが1番簡単な書類の一つですね!笑
トルコでは書店や文房具屋さんによくコピー機があるので
そこでコピーをお願いすることができますよ💡
証明写真を撮るときに合わせて
写真屋さんにこういったコピーをお願いしてもいいかもしれません🌿
全ての提出物を揃えて婚姻執行機関へ(結婚式の日付を予約)
最後に、全ての提出物を揃えて2人で婚姻執行機関へ行きます。
パスポートやイカメットの原本も一緒に持参しましょう。
私はパスポートの原本、彼はイカメットの原本提示が必要でした。
その後係の方に書類のチェックをしてもらうのですが
この際に、ベシクタシュのkaymakamlıkでもらったアポスティーユが本当かどうか
婚姻執行機関からkaymakamlıkへメールを送る作業がありました。
kaymakamlıkから返信がない限りは、結婚式の日付は予約ができません。
私の場合、翌日にkaymakamlıkから返信があったので
後日また2人で婚姻執行機関へ行きました。
そして最後にやっと、結婚式の日付を予約します🕊️
結婚式とは言っても、
結婚の誓いと新郎新婦によるサイン、証人によるサインをするだけなので
大体10〜15分ほどで終わります。
トルコ語が堪能でない場合は、通訳の同席が必要なため
私は翻訳をお願いした方に英語通訳として入って頂くことになりました。
(まさかの日本が大好きで日本語を独学している若い男性でした!)
また、結婚式の予約をする際に
婚姻手続き申請書?みたいなのものを記入したのですが
その書類の下部に、「私はこれらの内容を全て読み、承諾しました」
という文言を手書きで記載し、サインする必要がありました。
英語かトルコ語での記載を求められます💡
長くなりましたが...
以上で、結婚式の手続きに関する準備は終わりです👏
次回、結婚式当日と日本側への婚姻届提出までの流れをまとめたいと思います!
最後まで読んでくださりありがとうございました🌿
Nao