みなさん、こんにちは!
トルコ・ボドルム在住のNaoです。
今回のブログでは、
海外送金や海外ATMで引き落としする際の手数料事情と、
数ヶ月前に見つけて、ずっと試してみたかった
送金サイト「WISE」のレビューを書いていきたいと思います!
もし今後WISEを利用されたい方や、
海外移住や長期滞在、留学を控えている方の参考になれば嬉しいです^^
海外生活で困るお金事情
現地通貨を日本の口座からどうやって引き出す?
みなさんは、海外に長期滞在もしくは旅行される際、
滞在先の現地通貨をどうやって管理されていますか?
私はいつも大体、海外へ出かける前はバタバタ💦
トルコに来る前は、新卒で働いていた会社を退職し、
フィリピン・マニラの現地旅行代理店で働いていました。
日本の会社の有給休暇消費と転職準備期間は、合わせて3週間。
この間に、日本国内を旅行したり、友達に会ったり、
そしてフィリピンへの移住準備をしたりと、大忙しでした。
こんな風に、全力で日本国内での思い出作りに励んでいた私ですが、
すっかりあることを忘れていました。
そう、それは、
フィリピンで【円→ペソ】をATMで引き落としする方法です!💦
もちろん転職後は現地通貨のペソを稼ぐので、
そこまで【円→ペソ】に換金して、現地でペソを使う予定はなかったのですが、
緊急時やまとまったお金が必要になった時は、
今までの貯金がある日本の口座から、お金を引き出す必要がありました。
ところが、渡航前にある程度日本円を引き出しておいて、
マニラについてから、両替所で両替すればいっか〜と呑気に構えていた私。
しかし、大学時代の友達と大阪で会ったときに、
「そういえば、Naoちゃんフィリピンで現地通貨引き落とせるカード作ったん?」
と聞かれました。
私はその時、三井住友のクレジットカードを持っていたので、
「三井住友のカードって海外ATMで使えんかったっけ?」
と答えます。
でも不安になってその場で調べてみたら...
なんと三井住友銀行のクレジットカードは
そのような海外ATM引き落としサービスを廃止したばかりとのこと💦
フィリピン渡航まであと2週間くらいしかなかったので、
私はすぐにパニックに。笑
すると友達が、
「住信SBIネット銀行なら、簡単にネットで口座開設できるで!」
と教えてくれました!本当に神すぎるアドバイス...!!!
住信SBIネット銀行のデビットカードが海外生活で大活躍!
住信SBIネット銀行の口座を開設すれば、
デビットカードをすぐに発行し、郵送してくれます。
そして、そのデビットカードを海外へ持っていけば、
住信SBIネット銀行にある日本円を、現地通貨でATMから引き落とせるのです!!
しばらく日本を離れることになるので、
色々と銀行口座の管理が心配になった私は、
すぐさま持っている銀行口座全ての
インターネットバンキングの手続きも行いました。
インターネットバンキングや日本の銀行口座開設は、
日本の携帯番号や住所・身分証明証が必要となってくるので、
住民票を抜いて、海外転出届けを出す予定だった私は、
渡航前に市役所へ行くまでが勝負!💦
なんとか間に合い、住信SBIネット銀行のデビットカードも実家まで届きました。
それからというもの、
フィリピン移住は約1年足らずで終わってしまいましたが、
トルコへ移住してからも、住信SBIネット銀行のデビットカードは大活躍!
トルコのATMからリラを引き落とせるし、
トルコのオンラインショップでの買い物でもデビットカードは使えます。
それに、使った後はすぐにメールで使用履歴が届くので、
もし万が一不正利用された際も、早急に気づくことができます。
海外長期滞在・海外移住で損する手数料!
ただ、ここで気になるのが手数料!!
海外のATMで現地通貨を下ろしたり、ネットでショッピングをすると、
手数料が上乗せされて、日本で使用するよりかなり損ですよね💦
今は、円→リラに換算すると、リラ安すぎてお得な感じもしますが、
毎回毎回ATMでリラを引き下ろしている私は、
手数料がバカバカしくなってきました...
日本のデビットカード利用・トルコのATMを使用した場合の手数料
ちなみに、私が初めてトルコにきた時は、
日本のデビットカードで2000リラをATMから下ろすと、
1リラ=約20円
2000リラ=約40,000円
約40,000円くらい引き落とされる計算でした。
プラス、海外ATM利用料として2000リラの4%分がかかってしまいます。
※手数料が一番安いZiraat Bankasıを利用した場合(当時の手数料)
なので、2000リラの4%は80リラ(当時のレートで約1,600円)。
毎回2000リラ下ろす度に約1,600円上乗せは高いですね💦
今考えれば、
なんてもったないことをしていたんだ...と後悔の念に駆られますが、
つい最近まで、それしかいい方法がないと思っていたので、
手数料のことはあんまり気にしないようにしていました。
それに2年ほど前は、まだリラの感覚をうまく掴めていなかったので、
円からリラに換算して、リラで生活しているとお得感さえ感じられました。
リラ安・国内のインフレーション
しかし、トルコでの生活が長くなってくるにつれ、
国内のインフレーションによる価格高騰が気になり始めます。
と同時に、リラの価値がどんどん下がっている現状。
この2年間で1リラ=約20円が、
今では約12~13円にまで下がってしまいました💦
円で稼ぎ、円の貯金がある私にとってはラッキーなわけですが、
リラを使って生活すればするほど、国内の価格高騰により、
リラの消費もどんどん早くなってきました。
特にボドルムは、どのお店でも食事や商品が値上げされていて、
この1〜2年はコロナの影響もあってかさらに値段が跳ね上がっています...
私はまだ奨学金の返済や、年金の支払いも続けているので、
トルコでの暮らしに使えるお金に余裕があるわけではありません。
なので、リラを引き落とす際の手数料も
なんとかできないものかなあと考え始めたわけです。
海外在住者必見!国際送金がお得なWISE!
そこで色々ネットで調べていた際に出てきたのが、WISE!
初めて知ったサイトで、不信感を持ちつつも、
色々と信頼できるかどうか調べてみました。
上の公式HPから海外送金した場合のレートや、手数料が換算できるのですが、
他の銀行送金や海外ATM利用の手数料と比べて、かなりお得です!!
しかも、海外にいながらも、オンラインで国際送金の手続きができるとのこと。
これは、試してみるしかない!と思い、昨晩夜な夜な手続きをしておりました。
早速、実際に使ってみた感想をお伝えしたいと思います。
WISEの使い方【会員登録〜海外送金】
会員登録から本人確認・海外送金までの流れは、
下の公式HPより詳しく確認いただけます。
ここでは、初めて国際送金をした私が使ってみて、
ちょっと戸惑った部分もあるので、そこを解説したいと思います。
仕組み・送金の流れ
初めて国際送金をする私は、
そもそもWISEってどういう仕組みで、安く・スピーディに海外に送金できるの?
と疑問に思ってしまいました😅
WISEではない、通常の国際送金すら経験がなく、
最初は知識がないばかりに、WISEの謳い文句に不信感がありました。
けれど、送金の流れを知ると、納得し利用する勇気が出ました!👍
【通常の国際送金の場合】
通常の国際送金をする場合は、
まず、自分の日本の銀行口座で海外送金の手続きをしますよね。
すると、そこで海外送金手数料+為替レートが上乗せされます。
↓
依頼を受けた日本の銀行は、中継銀行をいくつか通過して、
海外の銀行まで送金していきます。※SWIFTと呼ばれる仕組み
ここで、中継銀行の手数料が発生!
↓
海外の銀行口座まで無事に送金され、現地で受け取るためには、
海外送金受け取り手数料がかかってしまうという仕組みのようです。
そのため、通常の国際送金をしようと思うと、
- 海外送金手数料+為替レート
- 中継銀行の手数料
- 海外送金受け取り手数料
という風に、時間も手数料もかさんでくるわけです。
しかし、WISEの仕組みは....
【WISEを利用した場合】
自分の日本銀行口座から日本のWISE銀行口座へ振り込み【国内送金】
↓
【WISEの独自システム】
↓
トルコのWISE銀行口座→自分のトルコ銀行口座【国内送金】
というシンプルで、国内送金を生かしたシステムになっているそうです!
為替レートによって受取額には多少変化がありますが、
仲介に入っているのがWISEだけなので、手数料はWISEへの手数料だけ!!
だから安くて早いのか〜!と理解し、安心することができました。
トルコ在住・日本に住民票ありの私の場合
私がWISEを利用する目的は、
日本の口座にある円をトルコの銀行へ送金し、リラで受け取ること。
なので、個人情報登録の際は、日本の住所を登録。
後で本人確認があるので、登録した住所が
身分証明証(マイナンバーカードや運転免許証)の住所と一致する必要があります。
送金人(自分)の銀行を日本の銀行口座、
受取人(自分)をトルコの銀行口座として設定。
電話番号はどっちの国で登録する?
しかしここで迷ったのが、電話番号の設定。
私は日本の携帯を解約し、現在は日本の携帯番号を持っていません。
オンラインの送金システムなどを利用する際は、
必ずSMSでの認証コード確認があったりするはず...
なので、登録住所は日本ですが、
携帯番号はトルコの携帯番号にしてみました。
すると、そこは全然問題ないのか、クリア!!
本人確認作業もオンラインで完結!
アカウントの登録作業が終われば、
今度は送金をする際に、オンラインでの本人確認手続きがあります。
用意するものや手順は、公式HPを参考にされてください。
私は、マイナンバーカードをトルコに持ってきていたので、
マイナンバーカードを利用した確認作業を行いました。
カメラ機能を使った撮影が必要なので、
本人確認を始める前に、パソコンに表示されたQRコードを携帯で読み込みます。
その後の本人確認は、携帯を使って写真撮影を行うので、
あらかじめカメラ機能のある携帯とパソコンを用意しておきましょう。
WISE送金の流れ
▶︎▶︎私は日本円の送金額を10万円に設定。
すると、WISE手数料は984円。
リラでの受取額は8,046.90TLとなりました。
同じくらいの金額を住信SBIネット銀行のデビットカードを使用し
トルコのZiraat BankasıのATMで下ろした場合(最近は手数料6%に)、
480リラ(約5,800円)もの手数料がかかります!💦
WISE手数料は、984円。
日本のデビットカードで下ろした場合の手数料は、約5,800円。
比較すると恐ろしいですね💦
▶︎▶︎10万円に金額を設定した後は、受取人を選びます。
私は自分のトルコ銀行口座で受け取るので、
WISEに登録した自分のトルコ銀行口座を選択。
▶︎▶︎︎︎送金内容を最終確認します!
▶︎▶︎︎︎利用規約に同意!
▶︎▶︎︎︎お支払い方法は「手動で入金」を選択!
▶︎▶︎︎︎最後はWISEの日本にある銀行口座の情報が出てきます。
日本の口座からWISEの日本口座へ手動で振込が必要!
ここで、あれ?自分でWISEの日本口座へ振り込むの?と
最初は疑問に思いました。
WISEにアカウントを作って、
自分の日本・トルコの口座を登録したからといって、
勝手に紐づいて送金できるわけではないんだ!と知りました。
上記の指定の口座へ振り込む為には、
海外在住の場合は、インターネットバンキングが必要です。
私は幸いインターネットバンキングを利用しているので、
トルコにいながらも、日本の銀行のアプリに入って振込手続きができました。
振込ができたら、「振込を行いました」のボタンを押して終了です!
▶︎▶︎︎︎WISE側で入金確認が行われ、その後WISEからトルコの口座へ送金となります。
送金のプロセスは時間のログも残るので安心しました。
WISE送金〜受取までの目安時間
アカウントを開設して、初めての送金は時間がかかると書いてありますが、
私は昨晩23時ごろに送金手続きを完了し、
朝起きたらすでにトルコの銀行口座に振り込まれていました!
8時間くらいしかかかっていないことに驚きです!
今日も、2回目の送金作業をしたところ、
なんとたった30分で、トルコの銀行口座まで振り込み完了。
これはリピート間違いなしの送金システムだなあと思いました✨
まとめ
今回は、手数料がお得すぎる!WISEを利用したレビューを書いてみました。
私は現在日本の企業に勤める契約社員で、正社員の頃と比べて収入も減ったので、
固定費の見直しはとても慎重に行っています。
その中でも、トルコのATM利用時の手数料がとても気になっていて、
無駄な支出だったので、今回WISEを利用して本当に良かったと思っています。
もちろん手数料はゼロにはなりませんが、本当にお得です!
私はトルコで観光目的の短期滞在者として、
イカメットを発行してもらっていますが、
リラでの収入源もない為、
トルコの銀行口座は作っていませんでした。
ですが、トルコでの滞在が長くなるにつれ、
リラでまとまったお金が必要になる場合もあるので、
毎回ATMから高い手数料を取られ、リラを引き出すよりも、
日本から国際送金をして、トルコの口座にリラを入れておこうと考えたのです。
トルコの銀行口座開設は、WISEを利用する前に行ったのですが、
パスポート、イカメットのカード、トルコの携帯番号、母親の旧姓が必要。
30分ほで簡単に開設できました!
ちなみに、トルコの銀行はZiraat Bankasıを使用していて、
携帯のアプリ「Ziraat Mobil」からオンラインで残高確認などもできます👍
ぜひ、トルコで長期滞在をされる方はWISEチェックしてみてくださいね✨
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!
それでは、また〜(^^)/~~~
Nao
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