みなさん、こんにちは!
トルコ・ボドルム在住のNaoです。
今回のブログでは、トルコ・ボドルムで生活を送る私の
リアルな生活費について書いていきたいと思います。
これからトルコへの長期滞在や移住を考えていらっしゃる読者の皆様にとって
少しでも参考になれば嬉しいです!
※トルコ人のパートナーと二人暮らしの場合の大まかな生活費になりますので、
その場合の生活費目安として読んで頂けると助かります🙇♀️
※追記 2022/10/27
現在は、さらにインフレが進みこのブログに書いたリラの値段より
かなり上がっています。
またいずれ、アップデートした生活費の情報をブログに書きたいと思います📝
ボドルムの家事情(間取り・家賃)
まず、気になるところは、やっぱり家の間取りや家賃ですよね。
私たちは、ボドルムというエーゲ海沿岸の観光地に住んでいるので、
家賃はイズミルなど、他の都市部に比べて高くなってきます。
また、ボドルムは基本的に2階建のコンドミニアムが多く、
それぞれの階に別の住民が住んでいます。
一軒家もありますが、とんでもなく高いので、
コンドミニアムの一室に住んでいる人が多い印象です。
例として、
私が今住んでいるボドルムのお家の間取りとしては、
- キッチン
- リビング兼ダイニングスペース
- マスターベッドルーム
- 小部屋
- トイレ/シャワー/洗面台
- バルコニー
という感じです。
もう少し大きな家だと、
マスターベットルーム内にシャワートイレがついていたり、
小部屋が二つあったり。
キッチンスペース内にダイニングテーブルが置けて、
リビングルームはまた別といった間取りがあるお家も。
私が現在住んでいるボドルムのお家は、
二人暮らしにちょうどいいサイズ感だなと思います。
夫婦+子供1人、もしくは一人暮らしをしている方も多くいらっしゃいます。
共同のガーデンやプールがあったりと、
外のスペースは充実していますが、家自体は狭めなので、
4〜5人のファミリーで住むと、結構窮屈になるような感じです。
気になる家賃はというと...
約4,000〜5,000リラ。(約52,000円〜65,000円ほど)
※インフレーションの影響で毎年家賃も値上がりしています💦
観光客向けの値段もAirbnbで調べてみましたが、
ボドルム中心地やBitezエリアの丸ごと貸切物件だと...
安いところで1泊約3,000円。
平均して、1泊4,000~8,000円くらいが多い気がします。
もちろん、かなり高級なお家、ビーチ目の前のロケーション!など、
上を探せば信じられないような値段のお家も掲載されていました。笑
コンドミニアムの施設メンテナンス料金
ちなみに、私たが住んでいるエリアには約40世帯が住んでいます。
そのため、下水や電気関係、家の周りについている防犯カメラ、
庭や木々のメンテナンスなどをしてくれる専属のスタッフが1名いるので、
彼に支払うお給料や、問題が起こった時の費用として、
各世帯、毎月200リラ(約2,600円)を支払っています。
今年は、電力や下水管の問題が頻繁に起こり、
新しいシステムに変えるとかで、プラスで各世帯1,000リラ徴収されるかもです💦
こういったメンテナンスの費用は、賃貸で住んでる世帯にも適用されます。
家賃や家の中のメンテナンスに関しては、
家主と交渉することも可能かもしれませんが、
Airbnbやホテルのように、
家賃だけ払えば水道光熱費・WIFIなどついてくるわけではなく、
家賃は家賃、あとは実際に住んでる人がその為諸費用を払う必要があります。
水道光熱費の目安
水道代
これも各世帯によって差はあると思いますが、
私は基本1日中在宅、彼は日中を除いて家にいることが多いので、
月に20〜100リラほど。
トルコのお家には基本食洗機がついているので、
食器洗いは食洗機を使用、湯船はなくシャワー使用、
洗濯機は数日に1回ほど使用しています。
ボドルムでは、行政の水を引っ張っているのではなく、
地下水から汲み上げて使っているエリアも多いみたいで、
その関係で私たちの水道代は結構安くなっています。
料理+飲料水
トルコの水道水は、基本的に飲めません。
飲めるかもしれないど、体に悪いし、お腹を壊すかもです💦
日本では、地元の愛媛の水道水はたまに飲んでいましたし、
お茶を作るときも、水道水を沸騰させて作っていました。
でもトルコでは(ボドルムでは)それはNG。
例えばパスタを茹でる水や、煮物に使う水、飲み水など、
水道水ではなく、下のような浄水を使います。
野菜を洗ったりは水道水ですが、
ボドルムの水は石灰水のような感じで、白く濁っているので、
料理をするときは、気をつけて使い分けています。
彼のお兄さん家族が住むフェティエのお家では、
キッチンの水道管に浄水器をつけているので、料理にそのまま使っていました。
フェティエやイズミルの彼の家族のお家に滞在する度に、
いかにボドルムの水が濁っているか分かるほどです😂
ボドルムの環境は、残念ながら浄水器をつけても水が石灰水混じりなので、
詰まって故障するケースが多く、壊れる前提でつける人は少ないよう。
多くの人が上の写真のような水を注文しています。
ちなみに、私たちは一度に19リットル×3オーダーしていて、
夏場は1週間も経たないうちになくなってしまいます💦
大まかな計算ですが、1週間に19リットル×3頼めば、週に39リラ。
毎回1リラはチップとして配達してくれた方に渡すので、週40リラとして、
大体この飲み水だけで月に160リラ(約2,080円)の計算となります。
電気代
電気代は夏か冬かによっても結構変わってきます。
夏の場合は、ボドルムは風通しがよく、
よっぽど猛暑な場合を除いて、ほとんどエアコンを使わない生活です。
そのため、月100〜200リラほど。
ボドルムでも冷え込んでくる12月〜3月ごろまでは、
エアコンの暖房を使うことが多いので、月600リラほど。
以前住んでいたイズミルには、セントラルヒーティングがあり、
冬は家の中がすごく暖かかったのですが、
ボドルムのお家には、セントラルヒーティングはありません💦
なので、外の気温は他の地域より寒くはないかもしれないけど、
個人的に家の中は結構寒いと思います💦
また、エアコンの暖房だと足元が温まらないので、
たまに足湯をしたり、お腹周りに湯たんぽを抱えて生活しています😂
ガス代
私が住むお家は、IHではなくガスコンロがついています。
プロパンガスを使用していて、替える頻度は3〜4ヶ月に1回ほど。
値段を記録しておらず、ちょっとうろ覚えなのですが、
プロパンガスの価格は、約200〜300リラだったと思います。
毎日、ガスコンロでチャイを作り、普通の鍋で豆を煮たりしていたら、
すぐなくなりそうな気がしますw
私たちの家では、基本毎日自炊ですが、
朝は火を使わない簡単な朝食、昼は軽食。
夜はまとめてスープや豆料理を作ったり、パスタやサラダなど簡単なものが多いです。
WIFI・携帯代
お次は、WIFI・携帯代の目安についてです。
WIFIや携帯代は契約会社によって、値段は様々かと思いますが、
WIFIに関しては、サテライト🛰を取り付けているかどうかで
値段も変わってくるようです。
サテライトの取り付け工事には1,000リラほどかかるそうなので、
サテライトを取り付けずに、SUPER BOXのような
TURKCELLにあるWIFIを契約する方もいらっしゃるかと思います。
私たちは以前、この持ち運び可能、どこでもコンセントさえあればWIFIを使える
SUPER BOXを契約して、ボドルムやイズミル・フェティエ でも使っていました。
月200リラほどだったと思います。
けれど、通信が途切れることも多いし、WIFI速度が遅くなる場合もあり、
私の在宅勤務に支障が出てしまうことが多かったので、
サテライトをつけ、別の会社のWIFIにしました。
今はサテライトのWIFIを使用しています。月75リラ(約970円)
携帯に関してですが、私はTURKCELLを使用中です。
月8GBのプランで、約60リラ。(約780円)
なんと、1000分の電話代はタダだそうです!
トルコでは、毎日両親に電話をかけたり、
親戚とも頻繁に電話をしている人が多いと聞きますし、
私のトルコ人彼も、ほぼ毎日、
お兄さんやお兄さんの奥さん、お母さんに電話をかけています。
加えて、仕事関係でも電話がたくさんかかってきているので、
月1000分は、もしかしたら使い切ってしまう人もいるかもしれませんね。
ちなみに、外国で買った携帯をトルコに持ち込むと、
最初の4ヶ月はタダで使えるようですが、
その期間を超すと別途高額のお金を払うか、
携帯をトルコで買わないといけないみたいです。
私は、今年で在住歴は3年目に入るのですが、
在住1年目はこの期間を超える前に日本に一時帰国。
2020年2月に再入国してからは、SUPER BOXのWIFIを使ったり、
WIFI接続が悪い時は彼の携帯からテザリングしたりして、
かなり長い間、携帯番号なしの状態でした😂
(イカメットは彼の携帯番号で登録しています。)
私はほとんど家にいるので、彼が出先の時はWIFIからWhatsupで連絡。
でも、今年の夏は停電も多かったし、急な停電でWIFIがなくなれば、
日本での仕事に大迷惑をかけてしまう可能性があるので、
今年の夏にまた新しいSIMを買いました。
携帯は、フィリピンに住んでいた頃に買った
SIMフリーのiPhone SEを使っています。
けれど、先ほども書きましたが、
トルコのSIMカードを海外から持ち込んだ携帯で使えるのは、4ヶ月まで。
もうそろそろ、使えなくなってしまいそうなので、
トルコで一番安いスマホを買おうと思います😂
安くても2,000リラ前後みたいなので、またお金が飛んでいきますね💸💦
食費・娯楽費
次に食費や娯楽費についてです。
この支出に関しては、飲料水やガス代も含みます。
これも月によりますが、
ボドルムにほとんどいる月は、1,500リラほど。(約19,500円)
小旅行に行ったり、ツアーに参加したりすれば、
月3,000リラかかることもあります。(約39,000円)
そのうち食費は、週に150〜200リラなので、
デリバリーや外食を少なくすれば、月1,000リラほどで生きていけます。
ボドルムは本当に外食が高いなあ〜と思っていて、
デリバリーをお願いするのも、最低45〜100リラの注文という条件があったり...
スープなんて、数年前は8〜10リラだった記憶があるのですが、
今では、15〜20リラもします💦
ロカンタへ行っても、ピラフ・メイン・副菜という定番メニューを頼めば、
2人で70〜80リラほど・・・
他のトルコの地域の物価も気になりますね!
イズミルと比べて、ボドルムは確実に高い!ということは分かります。
日本円に換算すれば、妥当な金額もしくは安い!と思ってしまいそうですが、
リラで生活していると、年々値上げされていくので
なるべく倹約生活を心がけています。
自分の服やスキンケアを買うのは数ヶ月に1回くらいなので、
トルコに来て、本当にお金を使うことが減りました。笑
日本での支払い
最後に、私の個人的な日本での支払いに関してです。
私は大学4年間の間、無利子の奨学金を借りていたので、
今でも月に14,000円ほど返済しています。
あとは、まだ日本に住民票を残していることもあって、
年金の支払いは継続しています。月に16,500円ほど。
フィリピンで働いていた約1年間は、海外転出届を出し、
年金の支払いもストップしていたのですが、
将来のことを考えて、現在は年金の支払いを続けることにしています。
そして、私は現在も住民票が日本にあり、日本の企業に勤めているので、
その他所得税や住民税、健康保険料などもかかってきますが、
〇〇円の壁!を超えないように、年末に近づくにつれ勤務時間を気にしています。
また、以前は日本の携帯会社に契約していたので、
契約満了の期間になるまでは、月3,000〜4,000円支払っていました😂
トルコにいて、全く使っていなかったのにもったいない支出...
今年、無事契約満了となったので、母にお願いし代理解約に成功しました!
nomad-life-in-turkey.hateblo.jp
そんなわけで、この夏からはこの無駄な支出をカットすることができ、
日本での支払いは、奨学金+年金がほとんどで、月3万円ほど。
まとめ
私は、契約社員として日本の企業に勤めているので、
毎月働ける時間にも上限があるし、お給料も正社員時代と比べて圧倒的に減りました。
nomad-life-in-turkey.hateblo.jp
特に去年はコロナがパンデミックとなり、シフトも激減。
月5万円しか稼げない時もあり、貯金を切り崩すことも💦
でも、トルコは今リラ安で、昔のトルコリラの価値と比べたら、
信じられないほど安くなっていると思います。(現在1リラ=約13円)
そういった点から、今のトルコ移住というのは、
コストを抑えてできるのかもしれません。
ただ、こうやって記事にまとめてみると、
結構固定費はかかってくるなあ〜という印象です。
円やドル、ユーロなどの生活圏で安定的な収入がある方にとっては、
トルコでの生活は安い!となるのかもしれませんが、
リラで稼いでいるトルコ人の彼を見ていると、
トルコで安定した暮らしを実現するのはとても大変だということが分かります。
特にコロナ禍での商売は本当にストレスフルなようです💦
私自身も、コロナで収入には波がありますが、
リラ安に助けられ、なんとか生活の収支バランスが整っています。
トルコで3ヶ月以上の滞在をする場合は、
イカメットの申請費用もかかってきますので、下記のブログをご参照ください🙇♀️
nomad-life-in-turkey.hateblo.jp
トルコだけでなく、海外で生活をする中で、
言語の壁、文化の違いなどで大変なこともあるかもしれませんが、
私自身、日本に住んでいた頃よりも、
周りの目を気にし過ぎたり、時間に追われすぎることは減りました。
けれど、日本はインフラが本当に整備されているし、
公共交通機関も発達していて、時間通りに来る。
コンビニも24時間だし、100均など安価でも質の良いものがたくさん。
相手を思いやる行き届いたサービス。
何より、日本食は骨に染みるほど美味しい。。。
などなど、日本はやっぱり最高です!笑
けれど、海外で時には踏ん張って生活して、
新しい文化や食事、宗教、現地の人々から学び、
五感を使って生きていく感覚というのは、
日本ではなかなか感じられないことだと思います。
私は、国際恋愛を機にトルコへやってきましたが、
こんなにも自分の人生が身軽になるとは思ってもいませんでした。
日本やマニラで感じていた、孤独感、プレッシャー、苦しいという感覚が消え、
今ある暮らしに感謝する気持ちが大きくなりました。
これはもちろん、一緒に生活をするパートナーのおかげでもありますが、
このトルコの自然環境や豊かな食文化、親切な人々からの恩恵も大きいです。
本当にトルコに感謝しているし、
これからも、そういった私が暮らしてみて感じたこと・学んだことなど、
ブログやYouTubeを通してシェアしていきたいと思います💪
最後まで読んでくださりありがとうございました♪
それでは、また〜(^^)/~~~
Nao
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