みなさん、こんにちは!
トルコ・ボドルム在住のNaoです。
Twitterで、以前より記録を残していたイカメット更新の手続きについて、
残りの記録をなかなか投稿できずに、日が経ってしまいました💦
Twitterでも箇条書きメモを残していますが、
ブログの方では、イカメットの更新手続きについて詳しく解説できたらと思います。
今後、トルコ長期滞在の際にイカメットの取得を考えている方や、
私のように、過去にイカメットを取得し、
これから更新予定のある方の参考になれば嬉しいです!
※あくまで、ボドルムに住む私の更新記録ですので、
初めてイカメットを取得される方や、お住いの地域や情勢・個人の状況によっては、
プロセスが変わる可能性もあるので、あらかじめご了承ください。
トルコ在住3年目のイカメット更新記録(ボドルム在住)
ボドルム在住3年目の私のプロフィール
私は、トルコで初めてイカメットを取得したのが、約2年前の2019年7月。
現在も住んでいるボドルムで申請をしました。
私は、トルコに来た時から、トルコ人の彼と二人暮らし。
彼のお家がボドルムにあります。
そのため、まずこの時点で、お家探しなどは経験しておらず、
イカメット申請に必要な、住所登録は彼のお家の住所となっています。
(このあたりは情報・経験ががないため、お役に立てず申し訳ないです💦)
私たちは、結婚しておらず、私はシングルの立場。
でも、彼は私のパートナー兼保証人という形で申請を行いました。
イカメットの申請期間に関しては、
半年・1年・2年という期間でイカメット手続きができると聞いていましたが、
当時はまだ、長い目でトルコに住むという覚悟がなかったので、
在住1年目、2年目共に、1年ずつの更新をしてきました。
在住3年目の今年の夏は、トルコでこれからも生活をしていく覚悟ができ、
初めて2年という期間での更新手続きを行ったので、
その流れを今回まとめていきますね!
🇹🇷イカメット更新について(2021)🇹🇷
— Nao (@lvst729) 2021年6月24日
[記録①]
先週、代行会社にて申請手続きをお願いしに行ってきました!
・トルコ在住3年目の更新手続き
・トルコ人彼と同居/観光目的での滞在の場合
・ボドルムセンターにある代行会社利用
・2年間の申請希望で手続き中#イカメット #長期滞在許可証 #トルコ
観光目的のイカメット申請って可能!?
まず始めに、トルコで移住を考えている方にとって気になるこのニュース!
を確認してきましょう。
www.istanbul.tr.emb-japan.go.jp
実は、2019年年末に、2020年1月以降、
観光目的でのイカメット取得ができなくなる!とアナウンスがありました。
しかし、移民局へ問い合わせたところ、
日本はOECDの加盟国なので、観光目的でのイカメット取得は可能と聞いております。
そして、2020年・2021年夏に申請を行いましたが、
無事!観光目的でのイカメットを取得できましたので、
今現段階では、この新しいルールは日本人には適応されないと思います。
代行会社を利用して、更新手続きを行う場合
私は、初めてのイカメット申請から、2年目・3年目の更新手続きまで、
ボドルムにある代行会社を利用しています。
代行会社は、ボドルムセンターの裏道にある、Okanさんのところでいつもお願いしています。
— Nao (@lvst729) 2021年6月24日
証明写真は、ボドルムセンターのMerkez Adliyeモスクの下のお店で撮ってもらいました。 pic.twitter.com/Jqg1Nd8gxW
もちろん、代行会社に払う手数料はかかりますが、
トルコ語がうまく話せない・手続きの手間を省きたい方にはオススメです。
私のトルコ人彼にとっても、必要書類の確認・収集がめんどくさいようで、
手数料を払ってでも、代行会社を利用したいようです。笑
手続き自体は、私のイカメット更新のためではありますが、
トルコ人の彼と一緒に住む以上、彼の書類の方が案外多かったのが驚きです。
特に国際カップルでトルコに住む場合、
違法で滞在する可能性がないか、パートナーのトルコ人が信用できる相手か、
経済的に安定しているか?などなど。
色々調べられるみたいですね💦
代行会社で提出を求められるもの
さて、まずは代行会社に行き、提出を求められものについて説明します。
[記録②]
— Nao (@lvst729) 2021年6月24日
[用意したもの/こと]
・現在所有しているイカメット
・パスポート
・イカメット用サイズの証明写真4枚
・PTTでe-Devletのパスワード取得
→2年間の申請時にあった方がいいらしい。
→e-Devletはトルコ政府が管理する情報ポータルサイトのような感じ。この際アプリをダウンロードしました👍
上記のものを準備し、提出しました。
初めて申請される方は、
トルコの電話番号・Emailアドレスなども聞かれると思います。
証明写真は、イカメット用のサイズのもの、
背景は白で眉毛や耳が見え、顔がはっきりわかる写真にしておく必要があります。
そのため、イカメット申請のタイミングで写真屋さんに行くのがベストですね!
写真屋さんでは、
イカメット用の写真・4枚必要ということを伝えれば大丈夫です。
20〜30リラで用意できると思います。
また、過去にイカメットを取得したことがある方で、
今後2年間更新を予定している方は、
「e-Devlet」のアカウント開設した方が審査に通りやすいと言われました。
実は私、今回初めて「e-Devlet」の存在を知りました💦
トルコの電子政府のような感じで、税金やHESコード、イカメットの情報も、
この「e-Devlet」からアクセスし、確認できるようです。
この「e-Devlet」のアカウントはイカメットのID番号があれば、
誰でも開設することができます。
しかし、初めてアカウントを開設するときは、
「PTT」というトルコの郵便局窓口まで行って、
「e-Devlet」を開設するための初期パスワードを取得する必要があります。
窓口でイカメット(カード)を見せて本人確認をした後、
自分の携帯番号を伝えると、
PTT窓口の方が、SMSメッセージ経由でパスワードを送ってくれます。
その後、代行会社へ戻ると、初期パスワードでアカウントを開設してくれ、
ログインした後に、自分専用のパスワード設定までやってくれました。
代行会社で行う手続きについて
代行会社では、下記のような手続きをやってくれます。
[記録③]
— Nao (@lvst729) 2021年6月24日
[代行会社での手続き]
以下、代行会社の方がやってくれます。
・面接日予約
・イカメット用保険の申請
・その他のフォーム内容入力など
※うろ覚えですが、初めての手続きの時は
・両親の名前
・携帯電話番号/メールアドレス
・住所
などを聞かれ、申請フォームに入力してもらいました。
- イカメット申請・更新手続きの専用フォームに入って、必要事項の入力。
- イカメット用の安い保険を探してくれ、申請期間に合わせて手配。
- イカメットの面接日を手配。(希望の日時・時間帯を伝えましょう。)
イカメット用の保険代金・代行会社手数料は、
代行会社で手続きが完了した時点で支払います。現金かカードか選べました。
イカメット用の保険について
イカメット申請・更新の時に、必ずトルコの保険に入る必要があります。
でもこの保険というのは、実際には病院で使えない保険なんですね💦
イカメット申請のためだけの格安保険に入るというイメージです。
そのため、自分の年齢に合わせて保険料は変わりますが、
なるべく安い保険に入れるよう、代行会社の方が手配してくれます。
私は、トルコのSOMPO JAPAN SIGORTAで、格安の保険を2年間分お願いしました。
20代後半の私の場合、下記の保険料を支払いました。
- 2年間で464リラ
(日本円への換算は変動があるので、リラで表記します。)
※万が一、2年間の申請をしても審査に通らず、
1年間のイカメット更新となった場合は、保険は繰り越して使うことができます。
実際に病院で使えるトルコの保険について
先ほど、イカメット用の格安保険では、実際病院にかかれないと書きましたが、
トルコで長期滞在をするとなると、もう一つ保険加入することをお勧めします。
というのも、私はイカメット取得前に、
カッパドキアで全身麻痺・急性胃腸炎になったことがあり💦
その時、なんと12時間の入院・治療・検査で26万円かかりました(^_^;)
幸い、トルコに到着してから三井住友銀行のカードで航空券を購入していたので、
利用付帯の海外旅行保険が適用され、全てお金は戻ってました。
でも、それがいい教訓となり、
海外にいる間は、きちんと保険に入っておこうと思っています。
ちなみに、私はまだ日本に住民票があるので、
一時帰国した際は、日本の健康保険証を利用し、歯医者や皮膚科などへ行くようにしています。
トルコ滞在中の肝心な保険に関してですが、
私が初めて長期滞在を始めた頃は、
イカメットを所持した状態で、日本とトルコを行ったりきたりしていました。
そのため、トルコに滞在している期間だけ、
グローブパートナーという海外の保険会社を利用。
この保険は、世界一周している方や、
ノマドワーカーの方で利用されてる人が多いみたいです。
日本の保険会社は、日本出発から日本帰国までをカバーしてくれますが、
海外を転々としたり、すでに海外で長期滞在している場合は、
加入できないところがデメリット。
私は、クレジットカード利用付帯の海外旅行保険が切れてからは、
数ヶ月間、このグローブパートナーの保険に加入しました。
トルコ滞在中に、保険期間の延長が可能かどうか問い合わせをしたところ、
下記のような返答をいただきました。
ご延長につきましては、
保険会社の審査を受ける必要がございます。 また2020年7月1日よりすでに海外にいらっしゃる方のご契約
時には保険料の他、 事務手数料として保険料の30%
を合わせてお支払いいただくことになりました。 ご負担をおかけいたしますが何卒ご理解ご了承のほどお願い申し上
げます。
上記ご了承いただけましたら保険会社にご契約延長希望の申請をい
たしますので 以下の情報をお知らせください。
1.現行(直前)の契約番号(Gから始まる番号)
2.契約者名(アルファベット)
3.滞在目的
4.滞在ビザ
5.延長希望期間(月単位)
上記のように、2020年の7月から手数料が上乗せされ、結構高くなりました💦
数ヶ月の保険加入なら、グローブパートナーさんもお勧めですが、
トルコに1年、2年と住む場合は、不向きな保険です。
そこで私は、トルコ在住2年目からは、
トルコのSOMPO JAPAN SIGORTAに加入しています。
※イカメット用のSOMPO JAPAN SIGORTAのプランとは別。
イカメット所有者で、観光目的で滞在中の方向けにプランがあり、
指定の私立病院にはなりますが、緊急以外の診察や治療代金もカバーしてくれます。
(緊急の事故や病気など、制限はありますが、かなりカバーしてくれるプランです。)
年齢や持病により、料金には個人差があるかと思いますが、
20代後半・持病なしの私の場合、1年間で330リラほどで加入できています。
イカメットの面接について(コロナ禍でオペレーション変更!?)
代行会社で手配してもらった書類・パスポート・イカメットを持って、
予約してもらった面接予約日に、お住いの移民局へ行きます。
コロナ前の2019年は、ボドルムの移民局は結構混んでいましたが、
2020、2021年の夏は、外国人はほんとんどいませんでした。
特に今年に関しては、オペレーションが変わり、
移民局のオフィス入り口で、書類のチェック・本人確認があっただけ。
今までは、面接官のデスク前に椅子があり、
そこに座って、いろいろ確認してもらっていたんですが...
今年は、かなり対面でのコミュニケーションが簡素化されていたように思います。
面接官に提出する書類は、
- 代行会社で用意してもらったもの一式
- パスポートのコピー(顔写真のページと、トルコ入国日のスタンプがあるページ)
- イカメットのコピー
※念の為、パスポートとイカメットは原本も持っていきましょう。
そのほか、私の彼の書類も提出。
- 無罪証明書 (→e-Devletから取得可能だそう)
- 銀行の残高証明書
- 彼の会社の税金支払いに関しての書類
- NOTER(公証人)でtaahhütの書類を取得&支払い 112リラ
taahhüt・・・保証人という意味であってますかね?^^; 彼が私の保証人でであることを証明するため二人でNOTERへ行き、本人確認後、支払いをし書類を受け取りました。
ここまで、いろいろと書類集めをして提出した後、
まずは面接官の方に、2年間の申請が通るかどうか確認しました。
もし面接前に、イカメット申請用(2年)の税金を払ってしまったら、
2年が難しいと言われた時に返金されないので💦
幸い、提出した書類や、私たちカップルの雰囲気から、
悪いことをしていないのが伝わったのか、
2年間大丈夫だよ!と言ってもらえました。笑
もし税金の支払いが終わり、書類不備がなければ、
この面接日で、審査が通ったかどうか分かります。
面接官のOKが出れば、
あとはイカメット(カード)が郵便で家に届くので、それを待つのみ!
面接で気をつけること!
それは、面接官の機嫌を損ねないこと。笑
忙しい中、ずっとパソコン作業をしているので、素っ気ない人もいます。
でも笑顔で挨拶、礼儀正しく話を聞く、清潔感のある身だしなみなど...
私は気をつけました!
どうしてトルコに来たの?という質問があったので、
彼との馴れ初めを話したり、
面接官の息子が日本語を勉強してる!など話題を振ってくれたので、
日本語の挨拶をシェアしたり...
最初はちょっと怖い雰囲気もあるかもですが、
知っているトルコ語を並べて、一生懸命話していると...
最後には、インスタグラムやYoutubeを教えて!と言われ、
いつの間にか仲良くなっていました。笑
どの国でも、相手に敬意を持ちつつも、フレンドリー/親身になることって大切なんだな〜と思ったイカメットの面接でした。
税務署で税金の支払い
今回私の場合は、2年間の審査が通るか不安だったので、
イカメットの申請費用は、面接後に税務署で支払い、領収書をもらいました。
- イカメット(カード代)125リラ
- イカメット申請費用 807.97リラ 合計=933リラ
カード代の費用は、国籍関わらず共通みたいですが、
イカメット申請費用は、申請する人の国籍によって変わります。
上記の値段は、日本国籍の場合。
お隣の国の韓国は、もうちょっと安かった記憶があります。
税務署で無事に支払いを終えたら、
税務署で発行してもらった領収書を持って、また移民局へ。
面接を担当してくれた人が、最後まで手続きを進めるようで、
アポなしで行くと、担当の人に会えないことも💦
事前にどの時間帯にいるか、確認しておいた方が良かったなと反省!
でも、別日に無事残りの領収書を渡すことができ、手続きが完了!
その後、1週間も経たないうちに、家に新しいイカメットが届きました^^
受け取りは郵便ですが、必ず本人確認が必要となる重要郵便物なので、
家にいない場合は、携帯に電話がかかってくると思います。
なので、イカメットの申請手続き完了後は、
そんなに遠出しない方が安心ですね!笑
2年間のイカメット申請費用 〜料金まとめ〜
- 代行会社手数料・・・136リラ
- イカメット用保険代金(2年間)・・・464リラ
- NOTERでの支払い・・・112リラ
- 税務署での支払い(イカメット申請代金)・・・933リラ
合計=1,645リラ
現在のレートで、21,150円ほど。
※証明写真屋さんはお友達のところだったので、
証明写真の値段は含まれておりません。
※代行会社も知人の会社なので、
ディスカウントの金額でやってくれたみたいです🙏✨
代行会社手数料のレートは、インフレーションの影響もあり、
毎年変動があるみたいなのでご注意ください。
まとめ
以上が、2021年7月のイカメット更新記録となります。
7000字超えの、長いブログとなってしまいました。笑
私は、トルコ語に苦戦しつつも、
イカメット申請3回目になって、ようやく流れを掴めた気がします。笑
Slow learnerな私ではありますが、
今年はなんとかブログに残すことができました。
細かな疑問点にお答えできたかどうかは分かりませんが、
あくまで、代行会社を利用した場合のイカメット更新手続きということで
少しでも参考にして頂けたらとても嬉しいです。
次のイカメット更新は、なんと2023年!
その頃には、コロナが収束し、
あんな年もあったな〜なんて話しているのでしょうか?
そして私は、一体どんな自分へと成長しているのか気になります!
2年後は、30歳になるのですが、
20代の最後2年をトルコで過ごせることに感謝し、
より良い自分に向かって、日々の生活を大切にしたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました🙏
それでは、また〜(^^)/~~~
Nao
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