NOMAD LIFE IN TURKEY

【トルコ暮らしブログ】

トルコのご近所付き合い事情

みなさん、こんばんは!

トルコ・ボドルム在住のNaoです。

 

今回は、トルコで長期間暮らす中で大切になってくる

「ご近所さんとの付き合い」について、私の経験談を書いていこうと思います。

 

f:id:lvst729:20210521220236p:plain

 

最近、ご近所さん付き合いに関していい訓練があったので、

そのお話もシェアさせてください。笑

 

 

日本でのご近所付き合いを振り返る🇯🇵

みなさんは、日本やそれぞれお住まいの地域での

ご近所さんとの付き合いってどんな感じでしょうか?

 

私は愛媛で生まれ育ち、地域にコミュニティがある場所で育ってきました。

 

だから、ご近所さんへ挨拶するのはもちろんのこと、

 

みかん農家の方からコンテナに入った大量のみかんを頂いたり、

漁師のおっちゃんから朝獲れたての魚をもらったりと、

 

常に地域の方やご近所さんとの繋がりがありました。

 

私は、そういう人付き合いが当たり前の環境で育ったので、

地域の人はほとんど知り合いで、どこに誰が住んでいるかは把握していましたし、

 

「常に地域の人に見られている」という感覚があったので、

 

とにかく礼儀正しく、笑顔で明るく受け答えするように

無意識のうちにコミュニケーションをとっていたと思います。

 

やはり、地域の中ではすぐに噂話が広がるので、

自分の振る舞いについては小さい頃から気をつけていました。

 

でも、その自分の八方美人な性格に疲れることがたくさんあり、

小さなコミュニティの中で暮らすことの息苦しさはあったと思います。

 

今振り返ってみれば、そのようなコミュニティの中で暮らすということは、

都会にはない、豊かな暮らしの形だったのかな?と大人になってから感じていますが、

 

当時は、閉鎖的なコミュニティという風に受け取ることもありました。

 

その反動もあってか、大学生以降は、

大阪→マニラ(ケソン市)→直島→マニラ(マカティ市)

という風に引越しを繰り返して、いろんな場所に住んできました。

 

それ以来、

 

住む場所によって、どんな生活環境の人が多いのか、

どういう対応がその場に適しているのかを考えないと、

トラブルに巻き込まれる可能性が高くなるということを学び、

 

いかに私の生まれ育ったコミュニティが安心だったのかを知りました。

 

大阪で住んでいた場所も大学生を標的にした犯罪が多かったし、

フィリピンにいた時も、ホールドアップや睡眠薬強盗、窃盗が多かったので、

 

住む場所によっては、

自分の服装、持ち物、出歩く時間帯、関わる人には特に気をつけて、

必要最低限の警戒心を持った状態で過ごすようにしています。

 

トルコに来てからのご近所付き合い🇹🇷

しかし、トルコ・ボドルムに来て感じたのは、

ここには安心できるコミュニティがあるということです。

 

私は今、ボドルムのコンドミニアムに住んでいるのですが、

小さなお子さんがいる家族・ご夫婦などの二人暮らしが多い地域です。

f:id:lvst729:20210521204116j:plain

マンションやアパートとは異なり、このような2階建ての白いお家が並んでいます。
1階と2階は繋がっておらず、別々の住人が住んでいます。

 

敷地内はすべて繋がっているので、

小さな広場では子供たちが遊んでいたり、

その親たちが立ち話をしているような感じです。

 

リタイア後のご夫婦も多く、仲良しのご近所さん同士で

カフェやディナータイムを一緒に過ごしているのも見かけます。

 

私はこういった場所で、トルコ人の彼と暮らしているので、

初めてきた時は、ご近所さんへ挨拶に行き、紹介してもらいました^^;

 

ロシア人の奥さんも近くに住んでいるので、英語で話せる人もいますが、

ほとんどはトルコ語オンリーなので、未だにドキドキします。笑

 

ただ、コンドミニアム内であっても、

彼には知らない人には挨拶しなくていいからねと言われています。

 

特に私はトルコで暮らす外国人なので、

どうしても見た目も、言語の理解度も違います。

 

なので、私が気づかないところで誤解を生む可能性もあるので、

 

ご近所さんの中でも、

信頼できる人・そうでない人の区別はつけるように気をつけています。

 

彼曰く、

 

「トルコのご近所付き合いは、親戚付き合いのようなもの。

 だからつかず離れずの距離感は大事だけど、

 助けが必要ならすぐ助けるし、逆に助けてもらうこともあるんだよ。」

 

と言っていました。

 

あとは、短期間住む人に対しては、あまりコミュニケーションを取らず、

今後長く同じコミュニティに住む人を大切にする人が多いとか。

 

もちろん、すべての人と仲がいいわけではないけれど、

親交のあるご家族とは、本当に親戚付き合いのような感じがします。

 

例えば、お隣さんのご家族は玄関がすぐ側にあるので、

何かあればすぐにドアノックされます。笑

 

「卵ある?トマトサルチャ少しだけちょうだい🙏」

「子供の英語の勉強手伝ってあげてもらえる?」

「屋上でコーヒーでも一緒にどう?」

「夜ご飯のおすそ分けどうぞ〜」

 

などなど。

 

私の彼が仕事で不在の時は、私一人での対応になるので、

本当にドキドキしながら、分かるトルコ語をキャッチしてなんとか会話します。

 

ボドルムに来て間もない頃は、この近い距離感に戸惑い、

一人でゆっくり過ごせなくて落ち着かない時もありました💦

 

やっぱり、自分が積極的に会話に参加することができないので、

どうしても一方的に会話が成り立っている感じで、

疲れてしまうことが多かったですね^^;

 

最近は、何かおすそ分けしてもらったら、

手作りのお菓子を作ってお返しするなどして、

少しでも一方通行ではないコミュニケーションができるように意識しています。

 

最近、急におもてなしをする側の役割を任命されていた話

ボドルムのお家に住み始めて、もうすぐ計2年。

 

まだ言葉はうまく喋れないけど、

このコミュニティに馴染めるようになってきて、

ここが私の住む場所なんだなあ〜と感慨深くなる時がたまにあります。笑

 

親交のあるご近所さんとの関わりにも、今になってようやく慣れてきて、

急なお誘いにも、少しずつ心を開いて参加できるようにはなってきました。

 

(どんだけ引きこもりだったの?って感じですが。笑)

 

ただ、トルコでは本当に前触れもなく何か計画されていることがありますw

 

最近は、夜ご近所さんから彼に電話がかかってきて、

「明日の夜7時、屋上に遊びに行っていい?」とだけ伝えられました。

 

私は、その時点で

「夜ご飯を一緒に食べるの?それとも飲み物だけ?」という風に彼に聞いたのですが、

 

彼はわからないとのこと。

 

私も彼もその日は仕事だったので、

仕事終わりに何か軽く用意したらいいんじゃない?と彼に言われました。

 

ご近所さんが遊びに来るから、私たちがホスト側なのか?

それとも適当に持ち寄るスタイルなのか?

 

そんなことに気を取られながら、当日の夜を迎えました。

 

結局、何も作らないよりは、軽食を作った方がいいよなあと思って、

ピザと、こないだ練習したばかりのmercimek köftesiを作ることに。

 

彼は仕事終わりにビールを買ってくることにしました。

 

私はいつもゲスト側に回っていただけに、

自分で何かを作っておもてなしすることにすごく緊張してしまいました。

 

時間もあんまりなかったので、ドタバタしながらなんとか用意。

 

そして、夜7時にお隣さん家族と、もう1組仲良しのご夫婦がやってきました。

 

(結局、みんな私が何か作ると思っていたそうで、夜ご飯を抜いて待っていたそう。

 それならそれで言って欲しかったですが・・・笑)

 

コロナ禍なので、気をつけながらも、

屋上にテーブルと椅子を用意し、ビールや食べ物、おつまみ等をセッティング。

f:id:lvst729:20210521213652j:plain

 

量はそんなになかったのですが、

みんなに喜んで貰えて、ホッとしました。

 

それと同時に、ご近所さんは食べ物のクオリティを評価するつもりなどなく、

そういうおもてなしをしたり、してもらったり、

相互のコミュニケーションが好きなんだなと改めて感じました。

 

f:id:lvst729:20210521213950j:plain

f:id:lvst729:20210521214020j:plain

 

まとめ

 

今回、久しぶりにおもてなしをするホスト側に回って本当に緊張しましたが、

ご近所さん付き合いの楽しさも感じることができました。

 

何より、自分が喜んでもらえるといいな!という気持ちで参加したことで、

今までの引きこもり状態から少し脱出できた気がします。笑

 

あとは、自分がどれだけ気にしいな性格なのかもわかりましたw

 

相手がどう思うかに気を取られすぎず、

自分がどう思っているかが伝わればいいや!という気づきにもなりました。

 

そして、こういう距離感が近いご近所さん付き合いも、

自分がどう捉えるかでストレスの度合いも変わってきます。

 

不安で、緊張しいな私ではありますが、

自分の心をオープンにすることで、自分が一番楽になれました。

 

まだまだトルコ暮らしでつまずくこともありますが、

少しずつ経験を重ねて、リラックス&楽しめるようになりたいと思います^^

 

最後まで読んでくださりありがとうございました :)

それではまた〜(^^)/~~~

 

Nao

 

ブログ村のランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします♪

 

にほんブログ村 海外生活ブログ トルコ情報へ
にほんブログ村